取れる資格の違い

専門学校とスクールで取れる資格の違い

大学や医療系の専門学校では、年に1度の国家試験を合格した人に厚生労働省が発行する国家資格が付与されます。

たとえば、

などの様々な資格が取得できます。

整体の専門学校では、各学校が定める認定資格が発行されます。

認定資格は、「整体師」「○○協会認定整体師」「整体師1級」など、学校によって名前は様々。
ただ、「整体師」という資格は民間資格のため、国から認定されることはありません。

それぞれの資格のメリット・デメリット

大学・医療系の専門学校に通うメリット

大学・医療系の専門学校では、「国に認められた資格」を取得できることが何よりものメリットです。人の体に触れる仕事のため、国家資格を持っているだけで患者さま・お客様には安心感を与えられることでしょう。

また、資格によっては定められた病気等に健康保険や医療保険が使えます。

大学・医療系の専門学校に通うデメリット

大きくわけて2つ、「期間」と「費用」です。

医療系の資格取得には、専門学校で3年、大学で4年ほどかかります。その後、年に1度だけ行われる国家試験に合格し、初めて国家資格が受け取れます。

国家資格の合格率は6割~9割ほどのため、不合格になった場合は翌年、再度試験を受け直さなければいけません。
また、医療系の資格取得には初年度納付金として約100~150万円、卒業するまで約450~500万円ほどかかります。

すぐにでも資格を持って働きたい方や、初期費用をそこまでかけられない方にはあまりオススメできません。

整体の専門学校に通うメリット

大学等と異なり、期間・費用の面で優れていることでしょう。

各学校により在学期間は異なりますが、卒業まで3ヶ月~最長2年くらいの学校がほとんどです。(中には2週間で整体師になれる と言っているところもあります)

費用も20万円~200万円ほどと、医療系の国家資格に比べて費用をグッと抑えられるので、すぐにでも整体師として転職したい方や、費用を極力抑えたい方にオススメです。

整体の専門学校に通うデメリット

しっかり考えて学校選びを行わないと、時間もお金も浪費することになります。

「2週間で整体師になれる」「格安で整体師になれる」などと宣伝している学校に通い、触り方も身体の知識も殆どわからず卒業した結果、卒業してもお客さんに満足してもらえず、売れない整体師になっている人は少なくありません。

なかには、触っていけない身体の部位を押してしまい、ケガをさせて訴えられたというケースもあります。
だからこそ学校選びは大切なのです。

卒業後の働き先の違い

大学・医療系の専門学校を卒業後、以下のような働き先があります。

などがあります。

これらの働き先では、医師らと一緒に働けるので、専門的知識をさらに磨けます。

整体の専門学校を卒業した後、以下のような働き先があります。

などがあります。
保険は使えませんが、その他にも整骨院や接骨院の自費診療メニューを担当するなど、活躍の幅は広がっています。

医療系の国家資格者が、リラクゼーションサロンで働いている!?

最近、開業した整骨院・接骨院をたたんで、リラクゼーションサロンに就職する医療系の国家資格者が増えてきたそうです。(私の友人のお店にも来るようです)

昔に比べて保険の請求が厳しくなり、保険の審査が降りない患者さんが増えた結果、保険申請しても保険が通らず、どんなに多くの患者さんを見ても”タダ施術”になってしまうことがあるそうです。

泣く泣く院をたたみ、完全歩合のお店で働く。「医療系の国家資格を取った理由がわからない」と嘆く方もいらっしゃるようです。

国家資格だから安心という時代でもなさそうですね。

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