整体師になるにはどうしたらいいの?そんな疑問をズバッと解決
整体師の専門用語集
整体に関する専門的な用語を掲載して、その意味を解説します。
整体で重要な身体の部位
- トリガーポイント
各筋肉の中にある凝りのポイントで、痛みの原因になっている部分。肩こりや腰痛などで、押したり揉んだりすると気持ち良く感じる部分が、これにあたります。整体師は、このトリガーポイントを中心に施術することで、患者の痛みや症状を消失させます。 - 筋ポンプ
血液を全身に循環させる働きを持っている部位で、筋肉の緊張と弛緩を繰り返しています。ふくらはぎなどにあり、つま先など、心臓から離れた部位にも血液が循環しているのは、この筋ポンプの働きがあるため。整体師が冷え性やむくみなどの症状に、骨盤矯正を用いるのは、骨盤の歪みを改善することで足の動きが良くなり、筋ポンプの働きを促進させるため。これにより、血流が良くなります。 - 骨盤
整体で重要視される部位。仙骨(せんこつ)、腸骨(ちょうこつ)、尾骨(びこつ)、坐骨(ざこつ)の4つの骨で構成されており、大腿骨(だいたいこつ)や股関節(こかんせつ)などと繋がっています。
整体でよく見られる症状
- 肋間神経(ろっかんしんけいつう)
脊椎分離症(せきついぶんりしょう)や椎間板ヘルニア、打撲などが原因で発生する神経痛のことです。女性や老人、姿勢が猫背の人に多く発症。肋骨筋(ろっこつきん)や横隔膜(おうかくまく)などに凝りが生じる場合もあり、深呼吸や咳程度で痛みを覚えることがあります。整体では、肋骨筋の凝りをほぐすように施術することが多く、数回の通院で改善する症状です。 - ロッキング
膝に発生する症状で、膝の曲げ伸ばしがスムーズに行えなくなります。歩行などの動作による衝撃を吸収する「半月板(はんげつばん)」という、膝の中にある部位の損傷が原因です。 - ガングリオン
若い女性に発症することが多く、関節付近にゼリー状の液体が溜まることが原因です。硬いものが多く、骨が変形して小さなコブができたように見えることがありますが、症状は、基本的には無痛。しかし、ガングリオンがあまりにも大きくなりすぎて、周辺の神経を圧迫した場合には、痛みを感じることもあります。ゼリー状の液体が、なぜこのように溜まるのかなど、発症の詳しいメカニズムについては、まだ解明されていません。 - O脚(おおきゃく)
両脚を合わせた際に、Oの字のように外側に湾曲している脚の形のことです。股関節や骨盤などの歪みがおもな原因で、この状態を放置しておくと、骨自体が歪んだり、変形してしまう可能性があります。 - X脚(えっくすきゃく)
O脚とは対照的な状態で、膝付近を中心に内側に曲がった脚のことを言います。両脚を合わせて立とうとすると、左右の膝と膝がぶつかり合って、足を揃えることができなくなることも。原因は骨盤や股関節の歪みで、膝や股関節に大きな負担がかかる歩き方になります。この状態が長く続くと、別な疾患を発症する場合もあります。