通信講座で学ぶ
整体師になるための方法として、ここでは、「通信講座」について、解説していきます。
通信講座で学ぶメリットとその注意点
整体師になる方法として、手軽な通信講座を考える方も多いようです。
確かに通信講座は、「短期間で修了できる」、「空いた時間に気軽に学べる」、「費用が整体学校に比べて安い」というメリットがあります。
しかしこのメリットで、注意すべき点がいくつかあります。
それは、整体師に最も必要な「技術の習得」を考えると、この短期間のメリットはデメリットにもなり兼ねないのです。
また、費用は確かに安いですが、専門学校とは学べる内容の質と量が違うため、あまり当てにはなりません。
ゆえに、例えば、既に柔道整復師などの国家資格を持っていて、知識を広げる為に整体も学ぶという方などは通信講座もアリかもしれません。
通信講座で学ぶ事のデメリット
通信講座のデメリットには次のようなものがあります。
- 学べる内容が制限される
- 技術の実践経験を積めないため、習得が難しい
- 就職サポートを受けづらい
- 業界情勢や就職情報など、全般的に整体業界に関する情報が入りにくい
- 独りよがりの学習になるため、知識や情報が偏る可能性がある
一番大きなデメリットは、「技術の習得が難しい」という点です。
DVDや一日講習で基本的な事は学べても、講師から直接学び自ら実践・反復する事ができないので、技術をモノにするのが難しくなります。
体の部分によっては、押してはいけないような場所もあるのですが、通信だとそれがどの場所なのか、分かりにくかったりするので、(講師に直接手を取って教えてもらえないため)、就職した際に、思わぬ事故につながる可能性もあります。
さらに、整体師は民間資格のため、認定する協会や学校・流派などにより種類が様々で、権威のある資格というのも特にありません。
ゆえに、各校の卒業を証明する意味合いが強く、資格より持っている技術を重視されます。
通信講座は一人学習なので、分からない事がある時にすぐ相談できない、解決できないといった点があるので、ご注意を・・・。
そして最後に、就職サポートが受けづらいという点があります。
専門学校では、様々な就職サポートや職場紹介など積極的に行う事が多いので、通信講座のそういった点では不利になる可能性が高いようです。