費用
整体スクールを選ぶ際、入学金や授業料など費用面も当然気になるところだと思います。
ここでは、一般的な費用相場と整体スクールの費用の見極め方をお教えしていきます。
費用相場
整体スクールに通うために必要な費用は学校や受講期間、オプションやカリキュラムなどによって異なります。予算に合わせてスクールを選ばないと最後まで通うのが難しくなってしまうことも考えられますので、ある程度費用のことを下調べしてから自分に合ったスクールを選ぶようにしましょう。
以下では整体スクールの一般的な費用相場や費用の内訳など気になるコストの情報をまとめてみました。
一般的なスクールの相場
整体スクールの費用は学校ごとに異なるほか、受講するコースによっても差が出ます。
整体の基礎から学べる初心者向けのコースの場合は比較的リーズナブルで、費用相場は100万円前後。逆に整体のプロとして独立開業を目指す方向けの上級者コースなら200万円以上の費用がかかるのが一般的のようです。
費用の内訳
整体スクールの費用の内訳は大きく分けて3つあります。
まず1つ目は入学金。これは授業料とは別に学校に納めるお金で、主にスクールの運営経費に充てられます。2つ目は教材費。スクールで整体に関する知識や技術を学ぶために使用する教材にかかる費用のことです。
スクールによっては授業費に含まれていたり、教材費0円に設定しているところもあります。そして3つ目は授業料です。費用の内訳では最も額が大きく、8割は授業料と考えて良いでしょう。
学費の差が大きく出るのもこの項目で、一般的に授業内容のレベルや受講時間などによって左右されます。
期間による違い
スクール費用の内訳の大半を占めるのは授業料なので、受講期間が長ければ長いほど費用の額も大きくなります。1年未満で終わる短期コースの場合は100万円~200万円前後ですが、プロ養成コースといった2年制コースになると200万円以上かかるのが主流のようです。
整体の講習会などは1回のみで気軽に参加することができ、3000円から2万円程度。これらはワンランクアップしたいという方や、新しい整体の技術を身につけたいたという方向けで初心者向けではありません。
基礎からしっかり学びたいのであれば、短くても半年はしっかり学べるコースに申し込む必要があります。
その中でも週に何度通う必要があるのか、仕事や家事などと並行して通い続けることができるのかも考えて選ぶ必要があります。
オプションやカリキュラムによる違い
スクールによっては整体コースと一緒に美容コースやカイロプラクティックコースなどを学べるオプションを用意しているところもあります。それぞれ単体で受講するよりもオプションと組み合わせたセットコースのほうがお得になるので、スキルアップや新しい分野への挑戦を考えている方は検討してみるとよいでしょう。
リフレクソロジー、マッサージなどの他に、病理学、栄養学など、座学で専門的なことを学べるオプションがつく学校もあります。
本格的に開業したいという方のために接客、コミュニケーションの取り方、経営理論などを基礎から学べるという学校も。
学校を選ぶ際はつい費用や通いやすさばかりに目を向けてしまいますが、このようなオプションで選べるカリキュラムについてもチェックしてみましょう。
今後自分が整体の技術を活かしてどのような仕事がしたいのか、どんなところで働きたいのかを考えることも大切です。
スクール名 | コース | 料金 | 期間 |
---|---|---|---|
東京リエイチ整体アカデミー(旧:ウィルワン整体アカデミー) | 整体ベーシックコース | 180,000円 | 在籍期間6ヵ月・最短受講期間1ヵ月 |
850,000円 | 在籍期間18ヵ月・最短受講期間6ヵ月 | ||
1,550,000円 | 在籍期間24ヵ月・最短受講期間8ヵ月 | ||
東京療術学院 | 整体通信コース | 766,000円 | 記載無し |
整体コース | 956,000円 | ||
YMCメディカルトレーナーズスクール | 整体師養成コース | 740,000円 | 最大受講期間15ヵ月 |
独立開業コース | 1,445,000円 | 最大受講期間27ヵ月 | |
東京国際整体医学院 | 整体科コース | 690,000円 | 3~4ヵ月 |
整体師プロ本科コース | 1,250,000円 | 4~8ヵ月 | |
整体セラピスト留学科 | 360,000円 | 3週間 | |
てあて整体スクール | 指針整体師養成専科・整体BASEコース | 414,720円 | 64時間 |
整体師養成本科コース | 622,080円 | 96時間+α |
整体について学べる学校の中でも人気の学校のコースの費用と期間についてまとめました。
さらにこれらを比較したランキングもチェックしてみてください。
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費用対効果をしっかり見極めよう
スクールを決める上で費用は重要なポイントのひとつですが、だからと言って価格だけで決めると授業の質や量に不満を感じるおそれがあります。大切なのは支払う費用に見合った効果を得られるかどうかということ。
最安値のスクールより多少高くても、そのぶんカリキュラムやサポートが充実していれば得られるものは大きくなるので、サービス内容をよく吟味してから選ぶことが大切です。
スクール選びは費用だけで決めない
費用だけでスクールを決めるのはNGと説明しましたが、ではどんなポイントに注目して選べばよいのでしょうか?以下ではスクール選びのポイントをまとめてみました。
就業率はどうか
授業内容や就業サポートが充実しているスクールは卒業後の就業率も高めです。
せっかく知識や技術を身につけてもそれを活かす場がなければ意味がありませんので、就業率は必ずチェックしましょう。
独立支援はどうか
開業にはさまざまな準備が必要となるため、一から始めようとするとかなりの手間と時間がかかります。
スクールによっては独立するまで支援を行ってくれるところもありますので、自分の店を持ちたい!という夢を持っている方は独立支援が充実しているところを選ぶのがおすすめです。
卒業後のサポートはどうか
整体師として就職した後も、もっと知識を取り入れたい、スキルアップしたいと考える人は多いでしょう。
整体スクールの中には卒業生を対象としたサポートやフォローを行っているところがあり、卒業してもスキルアップを目指すことができます。
費用・就職率・カリキュラムなどを比較した総合ランキングはこちら≫
支払い/ローンについて
実際に整体スクールに通おうと思った時の支払い方法についてですが、一般的には民間のローン会社を使ってローンを組むケースがあるようですが、他にはどんな支払い方法があるのかを記載します。
一括払い
この資格のために、お金を貯めてきた!というかたはぜひ一括払いがオススメ。スクールの中には、一括現金でお支払されると割引や特典がつくところもあるようです。
また、一括払いにすることで分割払いの際にかかる手数料、利息などを支払う必要がなくなり、結果的に一括払いの方が安く済ませることができるという可能性もあります。
一括払いができる余裕があるけど分割にするか迷うという方は、どちらの方がお得か考えておく必要もあります。しかし整体学校の入学金や授業料は期間が長くなったりカリキュラムの内容によってはかなり高額になります。途中で辞めてしまう可能性はないか、その後の生活に影響がないかなどはよく考えておく必要があります。
分割払い
一括でのお支払が難しい方には、分割払いも応じてくれているスクールもあります。
スクールの中には、一括現金でお支払されると割引や特典がつくところもあるようです。
分割払いの回数についてはスクールによって微妙に違いがありますが、毎月支払うところや、3分割、6分割など回数に分けて支払うというところもあります。
その都度いくら支払う必要があるのか、どれくらいのスパンで支払う必要があるのかをきちんと確認しておきましょう。
また、分割払いを選択すると多くの場合利息や手数料がかかります。
トータルで考えると一括払いよりも余計な出費となってしまいますので、一括払いできる余裕があるという方は一括払いを選択しておいた方がいいかもしれません。
ローン
手元に大きな金額はないけど、すぐに始めたいという方はローンを組んで通えます。
月々の支払い金額を抑えられるため、返済の不安なく通い続けられます。
ただ、支払金額に金利が上乗せされるので、通常の講座料金より高くなります。
ローンには様々な種類があり、自分に合ったものを選ぶことができます。
中には整体学校がローンを用意してくれるというところもあります。
こういった学校を選択すると、銀行やカードショップを利用する手間を省くことができます。
しかしその分利息が高くなったり、万が一学校が閉鎖されてしまった場合はトラブルになることもあるので注意しましょう。
カードショップのローンは、場合によっては対応していなかったり、その後の返済が難しくなると買い物に利用できなくなるという可能性もあります。
分割すればするほど金利は高くなるので、支払いに余裕があるなら分割数を少なくしたほうが金利を抑えることができます。では、どんなローンがあるのかご紹介します。
国の教育ローン
100%政府出資の政策金融機関が運営する、国の教育資金融資制度です。
無担保で借りられ、金利が安い固定金利のため、多くの方が使われています。
ただ、提出書類が多く、国が審査をするため、審査時間、入金まで時間がかかります。
国の教育ローンは比較的通りやすいと言われていますが、それでも条件によっては落ちてしまうケースもあります。
会社の勤続年数が短い、家賃、光熱費の延滞が多い、年収が低いなど、きちんと返せる保証がない場合は国の教育ローンであっても審査に落ちてしまうことがあるので注意しましょう。
勤続年数が1年以上になるまで待つなど、教育ローンを申し込むまでにも時間がかかってしまいます。
すぐに整体学校に通いたいという場合は、違う方法を選ぶ必要があります。
民間教育ローン
民間のローン会社、銀行がローンを組んでくれます。
無担保でいいところや有担保のところ、固定金利のところや変動金利のところなど様々です。
国の教育ローンに比べて金利は高めですが、審査、融資までのスピードが早く、手続きも比較的簡単です。
さらに限度額が大きいローンが多く、費用が高額になる整体学校の費用も支払いやすくなります。
また、その学校に在学中の利息返済が不要な教育ローンもあります。
在学期間中はアルバイトなどもしにくく、収入が低くなってしまうのが心配という方でも安心です。
一方で他のローンがあるか、返済が残っているかどうかもしっかり調べられるので、民間の教育ローンを申し込む前には返済を済ませておくようにする必要があります。
その他、月謝制やクレジットカードを用いている整体スクールもあります。
通信講座の費用とメリット
通信講座は専門学校に比べて教室代や人件費といった固定費が抑えられるため、費用を安く抑えられるところがメリットです。
スクールの場合は最低でも100万円以上かかるところが多いのですが、通信講座の場合、20~30万円程度で受講できるので、経済的な負担はかなり抑えられるでしょう。ただ、実習などは行えないので、受講後はアルバイトなどで実技を習得していくことをおすすめします。
さらに通信講座は自分の好きな時間に学べるというメリットもあります。仕事が不規則な時間に終わる方や、仕事の休憩時間、家事のちょっとした隙間の時間にもコツコツ学んでいくことができるのは非常に魅力的ですね。
場所も選ばないので、自宅やカフェなど、好きな場所で自分のペースで学んでいくことができます。
また、全国各地どこでも学ぶことができます。地方に住んでいて近くに整体学校がない方でも通信講座なら継続して学んでいくことができますね。